行事・活動報告
令和2年「報恩講法要」
2020-11-08
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令和2年の報恩講法要が、11月1,2日と無事勤まりました。
このような時節の中にも関わらず、多くの門信徒の方にお参りいただきました。また、法要修行のため各町の方にご協力いただけましたことは、誠に有り難いことでありました。
今年は、感染症対策抜きに勤めることは出来ません。お寺でできる対策には限界もありますが、できうる限りの対策は施したつもりです。
今年は、感染症対策抜きに勤めることは出来ません。お寺でできる対策には限界もありますが、できうる限りの対策は施したつもりです。
まずは、6月の永代経法要と同様に手作りお斎の中止をしました。代わりにお弁当を用意しましたが、例年、たつの市の山下村やいくつかの農家の方からお米をお供物としていただきますので、何とか皆様にそのお米を食べていただきたいと思い、坊守が、お弁当とともに「ひじきご飯」を作り、皆様にお持ち帰りいただきました。
他に、日程も多少短縮し、ご法中のお参りも、例年でしたら両日とも7,8人のご法中とともにお勤めをしますが、今年は、1,2日と半分の人数でのお勤めにしました。法要中には、休憩の度に本堂のすべての戸を開けるなど、換気に努め、入り口には、非接触の検温器と除菌用アルコールを常設しました。
今年のご講師は、広島県江田島市の徳正寺住職、護山智孝師です。江田島市は、昔海軍兵学校があった、呉市沖の島です。
師は広島弁まじりで、宗祖のお言葉や門信徒や出会われた方々の言葉のやりとりから、ご法義を楽しくわかりやすくお話になりました。皆さん、大変熱心にお聴聞され、また慶んでいらっしゃいました。
全国で、いや世界中であらゆることが中止や延期に追い込まれる中、当山は、法要はお寺の伝道布教活動の要として、法要を勤めました。コロナ禍だけでなく、これまでも震災や風水害で、法要中止を余儀なくされた寺院も少なくないのではないかと思います。西本願寺でも、今年2月頃から主な法要はすべて中止になっていたようです。本山において、お説教もなくなり、お聴聞の場もなくなるという信じられない状況でした。
今後、コロナ禍がどのようになっていくかまだまだ分からない状況ですが、今後も、できうる限り、当山の法要などの行事は続けたいと思います。