令和4年永代経法要
2022-05-27
ですから、この法要にお参りされる方は、すでにご家庭において当該年の年回法要をお勤めになられた方やこれから勤める予定のお家の方が多くお参りくださいます。
この法要では毎年、年回法要にあたっておられる方々をお寺の過去帳から書き出し、本尊前におまつりし、法要での読経時に、すべての年回法要の法名を読み上げます。他宗にも同じような法要があると思います。
お寺の過去帳に記載してある方々は、当山とご縁のあった方々ばかりです。どなた様も、お寺の護持運営やお念仏相続に心を尽くしていただきました。寺院にとり、永代経法要を勤めることは、法灯継承、念仏相続の大切な大切な活動でなのです。
ともかく、今年も例年通り勤めることができ、住職としてまことによろこばしいことでありました。
ご講師は、山口の下関市から、尾寺俊水師にお越しいただきました。話題が豊富で親しみやすいご法話でした。浄土真宗において、お聴聞は最も大切な「行」と言われます。お話がわからなくても、すぐにお話を忘れても、お聴聞を続けていくことが真宗門徒のあるべき姿でしょう。
といいましても、お寺に行きたくても、様々な事情でお越しになれない方も少なからずいらっしゃいます。どうか頑張ってお参りいただきたいです。
またご承知は思いますが、インターネット上ではいくらでもご法話が視聴できます。私も時々視聴します。法要やお寺でのご法話をご門徒向けにネット配信しているお寺もあるようです。当山はそこまではしておりませんが、すべての有縁の方にお聴聞の機会はお持ちいただきたいと思います。
