ブログNo.22「能登ボランティア活動」後住 江尻慶之
12月3日~6日に能登半島地震からまもなく1年となる石川県に行き、1日目は珠洲で2日目は輪島でボランティア活動を行いました。私自身石川に行くのは6月に続き2回目ですが以前に比べ、その日がたまたま平日という事もありましたが、両日とも12~13人の参加者でかなり少ない人数での参加者でした。ちなみに6月の時にボランティア行ったときは祝日で学生からご年配の方まで平日と比べ参加者は30人ぐらいいました。
ボランティアは各地から能登空港や金沢駅に集合し各地バスで現地まで移動します。
一日目の珠洲市の仕事内容は、主に個人宅内の地震ために使えなくなった家具や家電製品の撤去と清掃と今年の9月に起きた豪雨災害での流木の撤去作業です。
二日目は輪島で作業をしました。
輪島市も珠洲市同じく作業は9月の豪雨災害の被害が甚大で土砂や流木の撤去が主な作業で、ひたすら土砂袋に土砂を入れる作業でした。
どちらの市も現場に行くとひどい状況が続いており、また高齢者が多い地域で個人宅の片付けも大変そうで、今でも土砂崩れが起きそうな山や全壊してしまった家などまだまだたくさんありました。
9月豪雨で流れ込んだ流木が大き過ぎて、重機で動かさないといけないようなものがそのへんにゴロゴロと落ちそのままにされてるとこもあり、撤去が進んでいないところが多く見られました。
また、今回私が行った輪島の個人宅の前の道路は陥没し、土砂が散らばり重機自体が通れず、四駆の軽トラが通るのがやっとという道でした。
行く度に被災されている珠洲や輪島の人たちの温かさにふれることが出来、またボランティア参加者同士とのコミュニケーションや一体感を感じることも出来てここに来ることが出来て本当に良かったと思います。
一日でもはやい復興を進んでくれればいいなと念じるすると共にこれからも心を寄せ続けたいと思います。 善養寺後住江尻慶之
令和6年度仏教婦人会第3回仏教講演会
当日はあいにくの冷たい雨が降ったりやんだりの非常に寒い日でしたが、そんな天気にもかかわらず、毎回必ずお聴聞にお越しになる方々をはじめ、多くの方がお参りくださいました。ご講師はお馴染みの谷川弘顕先生でした。
仏教婦人会会長さん挨拶、読経、住職の挨拶があり、先生のご法話が始まりました。そして、ご法話の冒頭、なんと当山での法座は今日を最後にします、というお話から始まり、皆大変驚いたのですが、それは年を重ね、車の運転に対する不安等々が理由でした。
実は、前回住職には、少しそのようなことを言われていましたが、確定的でないようでしたので、皆さんへの事前告知ができなかったものですから、住職始め、お聴聞に皆大変驚きもし、落胆もしました。
その日のお話は、当山への初めてのご縁は約40年前であったこと。それ以来のご縁で、在家出身の自分が、真宗の教えに出会い、様々なご縁の中で、本願寺派布教使として今日までお育てをいただいた、というふうなお話を軸に、おみのりのお話をされました。
先生の記憶では、昔の本玄関の間に、前々住(義純師)が座っておられ、前々住ともお話をした、ということでしたから、実際40年近く前から谷川先生とはご縁があり、今回まで、本当に何回当山でお説教をしていただいたことでしょう。
そんな訳でしたから、当日は、花束の用意もできませんでしたが、法座の最後に先生と共に皆さんと記念写真を撮りました。
谷川弘顕先生、これまで本当にありがとうございました。そして、お体をいたわっていただきたいと思います。
来年も、無論仏教婦人会仏教講演会は続ける予定ですが、ご講師等は未定です。仏教婦人会の皆様、そして当山門信徒の皆様、また来年よろしくお願いいたします。