お寺ヨガと小豆粥
2020-02-15
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昨年の3月から始めました「お寺ヨガ」も来月で早1年を迎えます。Shinoさんという素晴らしいインストラクターの先生の分かり易いご指導の下、当坊寺族も含め、これまでの人生でヨガというものに縁がなかった門信徒の方々と共に、月1回ですが、毎回楽しく大変有意義な時間が過ごせています。月1でも1年も続けると、多少とも身体も柔らかくなったような気がしますし、なにより、ヨガの最も大きな特徴であろう呼吸法により、毎回自分の身体が良い方向にリセットされるような気持ちの良い感覚を味わっています。夜7時半というやや遅い時間からの開催ですが、一度体験なさりたい方はどうぞ遠慮無く参加してみてください。
今回は、来月1年を迎えるので、その記念を兼ねて、昔から小正月に邪気を払い、一年の健康を願って食べたと言われる「あずき粥」を、ヨガ後に皆さんに召し上がっていただきました。(浄土真宗では、邪気払いという教えはありませんが)小豆粥は、坊守が作りました。ヨガと小豆粥で、巷では新型コロナウィルスが流行ってますが、そんなものには負けないぞ、という気になりました。
次回は3月13日金pm7:30~です。

令和2年元旦会
2020-01-10
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令和2年1月1日、9時から恒例の「元旦会(がんたんえ)」を勤めました。ここ数年、元日は比較的良い天候です。この日もわりと暖かく、よいお天気でした。直前に行事鐘を鳴らし、9時から正信偈を勤めました。文類(もんるい)という「十二礼」の節で、皆さんと一緒に勤めました。その後、伊藤典芳さんの祝いの歌披露を皆で楽しみ、献杯をして約1時間の会を終えました。年末に納骨堂の掃除に来られ、元旦会に合わせてお参りくださる方もいらっしゃいます。
「元旦会」はお寺により形態は様々です。梵鐘があるお寺は、除夜の鐘を撞き、そのまま本堂で年が変わった頃から元旦会を勤めるところが多いようです。京都の西本願寺も修正会という元旦会を勤めています。大晦日から、元日の朝にかけて、全国の神社仏閣で様々な元旦の催しが開かれていることでしょう。神社には元旦はたくさんの人がお参りに行きます。正月に神社にお参りに行くのは、多くの日本人の文化と言っても良いでしょう。しかし、真宗門徒(寺族も含めて)は、本来は神社にはお参りには行きません。浄土真宗のお寺では、個人のお願い事はしても良いですが、阿弥陀様はその願いを聞いてくれるかどうかは判りません。むしろ、阿弥陀如来様に私が願われているのです。浄土真宗のお寺に、元日に行く意味は、阿弥陀様の願いを聞いた上で、今年も仏の子としてお念仏とともに生かされてゆくことを確認することに意義があるのです。
年末より、私が風邪をひき、アップが随分遅くなりました。

納骨堂一斉掃除
2019-12-23
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12月22日(日)今年度の納骨堂一斉掃除を実施しました。各家の納骨壇の掃除はもちろん、納骨堂の須弥壇(ご本尊がまつられている場所)や納骨堂周辺の掃除まで皆さん一生懸命ご奉仕くださいました。掃除後、当坊坊守が手作りのお斎をふるまいました。炊き込みご飯にお汁。そして、ちょうど冬至ですので、カボチャも召し上がっていただきました。カボチャと小豆を一緒に煮たのを「いとこ煮」というそうですね。皆さんに大変好評でした。
お斎は無論料理が大切ですが、今年からお斎は、このようなお盆にセットして出しています。料理屋さんのご苦労がほんの少し伺えるようですが、料理とその入れ物も大切ですね。
来年もお斎を用意しますので、是非もっと多くの方に参加していただきたいです。

善養寺仏教婦人会 令和元年度第3回仏教講演会
2019-12-15
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12月14日(土)、今年度の第3回仏教講演会を催しました。比較的暖かい日で、多くの婦人会の方にお聴聞にお越しいただきました。
ご講師は、お馴染みの谷川弘顕師です。毎年7月の第2回と12月の第3回は谷川師と決まっています。
今回は、浄土真宗七高祖の一人である道綽禅師の「安楽集」の有名な言葉である「真言を採り集めて、・・・。いかんとなれば、前に生まれんものは後を導き、後に生まれんひとは前を訪へ、連続無窮にして、願はくは休止せざらしめんと欲す。・・・」を讃題として、お念仏相続の話、鹿児島での念仏停止の話など、楽しく分かり易くお話になりました。

報恩講法要③
2019-11-11
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今年の報恩講法要も盛会のうち無事に勤めることが出来ました。ただ、少なからず問題もあります。最も大きな問題は参拝者の減少です。私が小学生の頃は、夜の法座もあり、たくさんお参りがありました。夜の法座は、もう30年ぐらい前になくなりました。以前は、「報恩講さん」とご門徒さんの誰もが親しみを込めて口に出し、皆知っている法要でしたが、近年は知らない人もいらっしゃることでしょう。
毎回必ずお聴聞に来られていた方が、ひとり二人とお年をお召しになり、お寺にお参りに来られなくなっています。仕方がないことですが、さみしいことです。他の法座も同じ状況と言えます。
他にもお斎の接待も、皆さんには大変なご苦労を強いてお手伝いしていただいてます。なんとか継承していきたいのですが、今後状況は厳しくなる可能性があります。
そんな中でも、今年の報恩講も、あるご家族は、おばあさん、お母さん、そして小学生のお嬢さんと3人でお参りになり、小学生のお嬢さんから「お寺にお参りに行こう。」と声かけをしてくださったと聞きました。まことに有り難いことです。
参拝者を増やすのは、全国の寺社共通の課題でしょう。集客は無論お寺だけの問題でないですが、当山としても、もっと皆様にお参りをしていただきたい。その思いを伝えていかなければなりません。
他にもお斎の接待も、皆さんには大変なご苦労を強いてお手伝いしていただいてます。なんとか継承していきたいのですが、今後状況は厳しくなる可能性があります。
そんな中でも、今年の報恩講も、あるご家族は、おばあさん、お母さん、そして小学生のお嬢さんと3人でお参りになり、小学生のお嬢さんから「お寺にお参りに行こう。」と声かけをしてくださったと聞きました。まことに有り難いことです。
参拝者を増やすのは、全国の寺社共通の課題でしょう。集客は無論お寺だけの問題でないですが、当山としても、もっと皆様にお参りをしていただきたい。その思いを伝えていかなければなりません。
