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ブログ

微雑音

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ブログ No.16

2021-11-17
境内のイチョウは公園の木より遅いです
親鸞聖人とツワブキ
色あせてますが、ドウダンツツジ
モクセイ?だと思います。
今月の掲示板
  秋が深まって参りました。境内の”小さい秋”の様子です。もっと鮮やかなら良かったのですが、撮ったタイミングが悪かったのか、やや色あせていますが、温暖化が叫ばれる中の当山の境内です。楽しめるほどの樹木はないですが、様子をご覧ください。

ブログ No.15

2021-09-16
当山の家族です。
仏前結婚式
披露宴にて
  9月11日、緊急事態宣言下でしたが、長女の結婚式と披露宴を執り行いました。6月の予定を延期して今月になりましたが、結局宣言下における挙式となりました。
 新郎は、寺院関係の方ではありませんが、この上ない良縁で大変うれしく思っております。
 両人とも神戸住まい、神戸勤めですので、結婚式は本願寺神戸別院において、仏前結婚式を行いました。別院ご輪番様の司婚のもと、読経と私の友人たちによる雅楽演奏とともに、阿弥陀様の前で誓いの詞を述べ、手を合わせた2人でした。
ご輪番様が、このご縁は、天からおりてきた糸が、地上に落ちている針の穴を通すほどの希有で深いご縁である、という意味のお話をされ、感激いたしました。合掌した2人が、私どもには誠に有り難く、尊く愛しいことでした。
 式後は、神戸市内のホテルに移動し披露宴を行いました。このような状況下ですので、2人とも出席できなかったご友人も少なからずいたようですが、そんな友もビデオで祝辞や祝いの歌で出演してくれました。
 また、宣言中でしたので、アルコール抜きの宴席となりましたが、2人の幸せ一杯の笑顔にすっかり酔いしれた私たちでした。親として、誠に有り難く、感激した一日でした。
 当山本堂でも、私自身はもちろん、過去に幾度か仏前結婚式を勤めております。昨今は無宗教の式もあるようですが、新たな門出を仏様に誓い、お念珠の交換等を行う仏前結婚式は、仏縁を育む絶好の機会でもあります。

ブログ No.14

2021-09-16
  久々のブログアップです。
 すでに、当山のすべての門信徒の方または有縁の方には届いていると思いますが、この度、当山前住職江尻茂が、約50年にわたる善養寺住職としての活動を一冊の記念誌にまとめました。
 この記念誌は、昨年から構想とメモ書きをはじめ、資料を取り出し点検し、また幾葉の写真はご門徒様からお借りし、推敲を重ね、そしてその手書き原稿を、孫の松井紀恵さんがワープロ原稿になおし、最後に姫路のイセダ印刷(株)で印刷製本をして、今夏に完成しました。
 前住職が、精魂を傾けて築き上げてきた善養寺の歴史が、この記念誌に書かれてあります。
 内容としては、昭和40年の前住職の継職法要から、平成24年の現住職である私の継職法要までの大法要の詳細な記録、そして納骨堂建立、墓地の整備、そして平成4年から2年間かけた、本堂と庫裏の大改修の詳細な記録が載っています。また、ほかに教師時代、ライオンズの活動など茂自身の足跡をまとめて記してあります。
 前住職は現在92歳という高齢ではありますが、何事もよく記憶しており、また各法要の資料等もきちんと残していましたので、このような記念誌ができました。
 記念誌は、前住職の情熱の強さと、その気持ちにお応えいただいたすべての門信徒の皆様のご苦労が伺え、また詳細は記録は、善養寺の記録として大変貴重なものとなりました。本当に有り難く感じております。
 さらに、改めて善養寺住職としての責任の重さ、門信徒の皆様への感謝を感じずにはおれません。
寺院護持、法灯継承は後を継ぐ者が何よりも大切に肝に銘じることでもあります。
 この記事をお読みなられた方で、記念誌を見たいという方がおられましたら、是非ともお問い合わせください。

ブログ No.13

2021-07-16
 今回は写真はありません。久々のブログです。もっとブログも書きたいのですが、なかなか手が回りません。コロナ禍が続く中、家の掃除や整理をなさる方も多いと思います。うちも、モノにあふれており、時間を見つけては、出来るところから断捨離めいたことをしています。先日、机の中を整理していたら、一片の紙に以下のような走り書きのメモが出てきました。どこかの書物を写したものでしょうが、確かに私が書き写したものです。いつどの本から写したのかまったく覚えていませんが、これが何かお分かりですね。

「 四迷 45 ベンガル湾上で客死          紅葉 36 胃がん
  鴎外 60 腎臓炎               一葉 24 結核
  透谷 24 自殺                漱石 49 胃潰瘍
  武郎 45 人妻と心中             竜之介 35 服毒自殺
  多喜二 30 獄死               康成 72 ガス自殺
  利一 49 病死                寛 59 狭心症
  辰雄 48 肺炎                基次郎 32 病死
  賢治 37 病死                敦 33 ぜんそく
  治 山崎富栄と入水自殺              由紀夫 45 自決
  中也 30 病死                 道造 24 病死
  啄木 26 病死                 子規 34 病死 」

 すべての方の姓はお分かりでしょうか。すべてでなくとも、いずれの作家の一つや二つの作品を皆さんも読まれたことがあると思います。そういえば、最近文豪の死にまつわる本が出版されたような気がしますが、その本の題名も何も思い出せません。ともかく、このメモを見ていると、なんと文豪たちの生涯は短いことかと思わずにいられません。
 明治大正昭和に比べると、現代は医療も社会保障も進んでいると思います。日本は世界に冠たる長寿国となりました。それはそれで良いことなのですが、長寿国イコール幸せな国、素晴らしい国とは単純には言えないでしょう。そうは言うものの、私自身、まだまだ死にたくないと思います。これこそ煩悩のなせる思いではありますが、これらの文豪たちの死亡年齢を見ていると、やはり人はいつ死ぬかを心配するより、どう生きるかを心配するべきであると思います。そして、死はそれですべておしまい、ではないというのが、真宗の教えです。お浄土での私の仕事は決まっています。だからこそ、この現世において、しっかり自分のすべきこと、したいことを見いだし、小さなことからまだまだチャレンジしてゆきたいと思うこの頃です。

ブログ No.12

2021-04-06
義純師彫刻の釈尊誕生像
境内の牡丹
イチョウの若葉
ハナミズキ
 4月8日はお釈迦様の誕生日である「お花まつり」の日です。「花まつり」は「仏生会」(ぶっしょうえ)とも「灌仏会」(かんぶつえ)とも言われます。「灌仏」とは、「お釈迦様つまり仏様に甘茶を注ぐ(灌ぐ)」法会という意味です。お釈迦様がお生まれになったとき、天から甘露の雨が降り注いだと伝えられることにちなみ、香木を浮かせた水や甘茶を注ぐという儀礼が大昔から行われてきました。
 この時期、全国の寺院などで法会や子供たちが集って花まつりが行われていることでしょう。(今年はコロナで数は減っているでしょうが)
 当山では、これまで特に法会は行ってませんが、長らく倉庫に眠っていた、私の祖父義純(善養寺第17世住職)が彫りかけていた釈尊誕生像を今年から本堂前におまつりします。甘茶は置きませんが、もしよろしければお参り(ご覧)ください。
 日本は、クリスマスが本来のクリスマスの意味や儀礼とも関係なく、もはや国民的文化行事になっていますが、花まつりは知らない方もきっと少なからずいらっしゃると思います。まして、お釈迦様のご誕生をなぜ祝うのかも分からない人もいらっしゃるではないでしょうか。もしかしたら、お釈迦様自体ご存じない方もおられるかもしれません。
 姫路では、毎年、名古山霊園というところで、名古山まつりとして姫路市仏教会も協力して、花まつりを勤めてきましたが、去年と今年はコロナ禍のため中止になっています。
 コロナの感染拡大は続いていますが、季節は確実に春本番を迎えています。当山の近く、姫路城北の外堀沿いの桜並木はすでに葉桜になってしまいました。
 当山の境内では、毎年はもう少し後に満開になるはずの牡丹が、早くも満開です。ハナミズキも咲き始めました。イチョウはいつの間にか小さな葉が伸びていました。植物は敏感に気温の変化に反応するんでしょうね。春の到来とともに、なんとかコロナも収まる方向になってほしいものです。
 では最後に、ブッダの言葉である法句集から、私が何度も掲示板に書いた言葉を紹介しましょう。今月もこの言葉を掲示板に書きます。
 「他人の過失を見るなかれ。他人のしたこととしなかったことを見るな。
  ただ自分のしたこととしなかったことだけを見よ。」

  (「ブッダの真理のことば 感興のことば」中村元訳 岩波文庫より)

浄土真宗 本願寺派 
要谷山 善養寺

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