微雑音
ブログ No.20
2023-03-17
ただいま、当山山門脇の沈丁花が満開です。優しいまさしく香しいよい香りがします。先日も、ある方が山門を入られた瞬間に「あっ、なんかとてもいい香りがする。」とおっしゃられたので、「その沈丁花ですよ。クチナシ、キンモクセイともに三大香木らしいです」と私が指さして言うと、「キンモクセイより私は好きかも」とおっしゃってました。
境内全体にその香りが漂っています。花の香りに癒やされる、などと今まではあまり思ったことはなかったのですが、今年はなんかとてもこの香りがしみてきます。あと10日ぐらいは咲いているでしょうか。お彼岸の納骨堂へのお参りに来られた方々も癒されることでしょう。
手元の歳時記を開くと「沈丁の花をじろりと見て過ぎる」(波多野爽波)という句が載っていました。
ついでながら、境内には数本の椿の木もあり、しきりにヒヨドリがその蜜をついばみに来ています。携帯でなんとか写すことができました。