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ブログ

微雑音

ブログ No.10

2021-02-23
写真⑤
写真⑥
写真⑦
    緊急事態宣言が解除されるかもしれないという報道が出てきました。しかしまだまだ油断は禁物でしょう。
 さて、毒にも薬にもならぬこの島影の連続ブログは今回で終わります。
 前回、姫路の南、播磨灘に見える大きな島影は小豆島ではないか、との話をしました。写真⑤は赤穂からの小豆島の島影です。誰に聞いても、分からない、知らないというので、こちらから見ているばかりでは分からないと、実は、昨年コロナ感染者数が若干減少した時期した某日、実際小豆島に行ってきました。姫路港からフェリーに乗り、小豆島福田港まで約1時間ぐらいだったでしょうか。家島群島の横を通り、小豆島に着きました。
フェリーに乗り、家島が近づき、小豆島が大きく見えだした頃(写真⑥)ああ、あの島影はやっぱり小豆島だったのだと、まことにオーバーでおめでたいとも言えますが、長年の疑問が解け大変うれしく感じました。フェリーから、相生や赤穂も結構近くに見えました。
 小豆島に着き、寒霞渓に行き、展望台に上ったときは頂上付近だけ雲がかかり、何も見えませんでしたが、説明板にはなんと60Km四方が見渡せるとありました。誠に残念です。いつか快晴の時にまた来てみたいです。
写真⑦の地図をご覧ください。姫路の広峰山から、小豆島は直線距離で約50Kです。以前、何かの本で、姫路の広嶺山から直線距離で約70Km離れた鳴門海峡大橋が見えたという記事が写真付きで載っていたのを見たことがあります。こういうのは、非常に空気が澄んだときに起こる特別な現象らしく、通常は、広峰から鳴門海峡は見えません。小豆島はいつでも見えます。
 ともかく、姫路から南の播磨灘を見ると、家島群島の西に大きく小豆島が横たわっているのが見えるのです。この記事をお読みになった方、一度小豆島をご覧くださいね。小豆島は遙か西の方にある島ではありません。播磨灘と瀬戸内を分ける境界のような島なんです。
 ただし、今回わざわざこのようなブログをアップしましたが、姫路の方でもあれが小豆島と知っている方もたくさんいらっしゃると思います。小豆島の皆さん、気をお悪くしないでくださいね。
 海を隔てた距離感は、錯覚に似たものがあります。子供の頃、叔父の世話で、自衛隊の護衛艦に乗せていただいたことがあります。その時も、瀬戸内海を航行したと思うのですが、今でも不思議に覚えていることがあります。航行中、自分たちが乗っている船のほんの近くにフェリーが航行していました。その時、隊員の方が、固定の双眼鏡のようなものを見た後、そばにいた人に「あの船までどれくらいの距離だと思いますか?」と質問しました。聞かれた方は、何メートルか比較的近い距離を言ったように思います。しかし、その隊員さんは、「実は2Kmです。」と言ったので、私も含め、そばで聞いていた人は皆とてもびっくりしたのです。すぐそこに見えるような船まで、実は2Kmも離れていたのかと。素人の方向感覚や距離感はあいまいなものです。やはりコンパス等が大切ですね。
 距離感のついでにもう少しお話を。
 以前、奈良県の確かお寺の住職さんだったような気がしますが、奈良山中から富士山を撮影できたという記事も見ました。(勘違いならすみません) 
また、10年以上前、四国最高峰剣山に登ったとき(頂上近くまでロープウェイーがあります)、この時は薄曇りで遠くまでは見えませんでしたが、天気が良い日は(よほど良い日でしょうが)剣山からは、北は大山、東は高野山、西には石鎚山が見えるということでした。高いところまで行けば遠くまで見えるのは当然ですが、思いがけず遠くの景色が見えるとなんか楽しいですね。山登りは、頂上からの絶景も大きな魅力の一つですね。
 ステイホームの今日この頃、どこかに行きたいとうずうずしておられる方も多いでしょうね。まずは、ネットで絶景写真でも眺めましょうか。 
浄土真宗 本願寺派 
要谷山 善養寺

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