行事・活動報告
善養寺の菩提樹
2020-06-07
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今年はコロナで、大方半年が過ぎ、もう6月です。しかし、まだ6月初旬というのに、この暑さです。今年も猛暑の夏になるでしょう。来週後半は雨の予報も。いよいよ梅雨入りなんでしょうか。寒ければ、寒い寒いと言い、暑ければ、暑い暑いと。毎年、今年の暑さは特別や!と言っている気がします。
境内の菩提樹が、今年も花を咲かせました。今朝、朝のお勤めのため本堂に行こうとすると、なにやらブーンと震えるような音がします。見ると、菩提樹の花にたくさんの蜂が飛んできていました。小さな蜂でした。ニホンミツバチだったら良いんですけど。 そして、小さな花の集まりですが、たくさん咲いているので、あたりにほのかに甘い香りを漂わせています。蜂たちは、この香りに誘われるのでしょうか。
それはともかく、菩提樹は、お釈迦様が悟りを開かれた木として、日本の寺院にもよく植えられています。当山のこの菩提樹のことは何度かHPにアップしました。インドの菩提樹と、日本のものは実は種類が違うようです。四枚目の葉は、去年インドブッダガヤーの菩提樹に参拝したとき、下に落ちていたものを拾ったものです。決して、枝からもぎ取ったのではありません。ですから、あまりきれいではありませんね。
インドの様子は以前アップしました。花が咲くと言うことは、当たり前ですが、生きているのです。虫たちが寄ってきます。そこにも命のはぐくみがあります。スズメバチが来たら怖いですが。
ドイツのベルリンには、有名な菩提樹通り「ウンテルデンリンデン」があります。ブランデンブルグ門へと続く道です。行ったこと無いですが。森鴎外の「舞姫」には、主人公の太田豊太郎がこの通りを歩く場面が出てきます。菩提樹の花を見ていて、そんなことを思い出しました。
かわいらしく、甘い香りのする菩提樹の花を見に来て下さい。